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「梅毒」患者が増えている

   


「梅毒」が増え続けている。

冒頭からショッキングな始まりとなりました今回の記事。
このブログの趣旨とはちょっと違います。
看護師の知り合いが珍しい話をしてくれました。

先日彼女が勤めている内科へ、一人の男性が訪れたそうです。
その男性、ここ数日太ももの付け根のリンパ節が腫れていると。
血液検査をした結果、梅毒であることがわかったそうです。
結構年配の先生であったことが良かったのか、先生は一瞬で梅毒である疑いを持ち、検査項目に梅毒を入れたそうでした。
年配の先生にとっては昔は多かったのかピンときたそうでした。
ただこれが若い先生であったらどうだったのか。
検査項目に梅毒を入れるかどうか。
検査結果が出たころに再度訪れた男性に病名を告げ、心当たりはあるのかと問いただすと。
3週間前に風俗へ行ったとのことでした。
感染し梅毒と分かるまでの間に、他の女性と関係を持っていたら広がっていることでしょう。
なぜ今回こんな記事を書いたかというと、梅毒は今や他人事ではないということです。
また若い世代にとっては殆ど認識のない病気です。

それでは現在の実態です。
昨年の患者数は7000人近くに上った。
梅毒は妊婦にうつると死産や早産になることもある。
感染が疑われる場合、すぐに医療機関を受診し、治療を始めることが大切なのは当然です。

梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因で発症する。
性行為によって、性器や口、肛門の粘膜の傷などから、この細菌が体内に入り感染します。

戦後間もない1940年代後半、国内に20万人以上の患者がいたが、その後、治療薬が普及して患者は減少した。
国立感染症研究所のまとめによると、2011年頃から再び増え始め、17年には44年ぶりに5000人を超え、18年は暫定値だが6923人。
今年も4月7日までに1627人と昨年の同時期を上回っている。
患者の中心は男性が20~40歳代、女性は20歳代。
10歳代の患者の報告もあるそうです。

それではどんな症状なのか。
心当たりのある方は早急に受診して下さい。
症状の出方は人によって様々なのでネットの情報だけを鵜呑みにしないことです。
一般的に感染から3週間ほどたつと、性器や口、肛門など、感染した部分にしこりができる。
太ももの付け根のリンパ節が腫れることもある。
先ほどの男性はまさにこの状態と言えるでしょう。
ただ厄介なのがしばらくすると治療をしなくても症状は消えてしまいます。
普通ならこの時点で治ったと思ってしまう。
これが梅毒の怖いところです。
この時期を「第1期梅毒」というそうです。

治療をしないまま感染から約3か月が経過すると、「バラ疹」と呼ばれる赤い発疹が、体や手のひらなどに現れるようになる。
発疹は出たり消えたりを繰り返すこともあり、こうした症状が続く期間が「第2期梅毒」です。

3年以上になると「晩期梅毒」と呼ばれ、ゴムのような腫瘍(ゴム腫)が皮膚などにできてきます。
何年もたってから心臓や血管などに異常が生じ、死亡することもある。
最悪の状態となるまでに3年の月日が経ってしまいます。
この間、当然他人へうつしてしまうため患者が増える要因となっています。

医師曰く、「発疹などが出ても、痛みやかゆみはほとんど伴わない。症状が出なかったり、第1期と第2期の症状が混在したりする患者もいる」と説明する。
とても厄介な病気ですね。
昔、泉谷しげるさんが梅毒の歌を歌っていました。
歌詞の中に「脳にきた、脳にきた」という歌詞が凄く印象的だったのを覚えています。
そんなこともあり高校生の時より梅毒は怖いんだなと思っていました。

梅毒は 何度でも感染します。
治療では、ペニシリン系の抗菌薬を4週間前後、飲み続けます。
医師によると、この冬、クリニックを訪れた20歳代の女性は、腹部や胸、手のひら、足の裏に発疹が出ていた。検査で梅毒と診断され、抗菌薬を使うと症状は治まったそうです。
この時点で第2期だと思います。
後日、パートナーにも検査を受けてもらったところ、梅毒に感染していることがわかったそうです。
一緒に生活している人が同じ病気になったそりゃわかりますよね。
それまでに時間がかかってしまうことと、症状が一時期的に消えることが厄介です。

国立感染症研究所細菌第1部長は「梅毒トレポネーマは感染力が強く、性器や口などの粘膜に触れると、ほぼ感染すると考えておいた方がよい。特に第1期の時期は感染しやすく注意が必要だ。自分が梅毒にかかっていることがわかったら、必ずパートナーにも検査を受けてもらってほしい」と指摘する。

梅毒は、1度かかっても免疫はできない。再び、梅毒トレポネーマを持った人と性交渉を行えば、何度でも感染する。

大西さんは「コンドームを使うことで、完全ではないが、感染のリスクを減らすことはできる。不特定多数の人と性交渉を行えば、その分、感染リスクが増えることも理解してほしい」と注意を呼びかけている。

グローバル社会となり海外の人との接触も多くなったために患者が増えたことも一つの要因だと私は思っています。


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